怒りっぽい性格

認知症にはさまざまな症状がありますが、徘徊もその一つになります。認知症になったからといって誰にでも徘徊の症状見られるわけではありませんが、それはもともと患者さんが持っている性格などと関係しているのではと考えたりもします。

その患者さんの生まれ持っている性格と徘徊の症状は関係あるとは言い切れません。多くの患者さんが認知症にかかると怒りっぽくなってしまうなど性格にも変化が見られるようになります。認知症と一口にいってもいろいろなタイプの認知症があるのですが、認知症のタイプによって徘徊の症状が出やすいということがあるようです。

認知症をその原因で分類すると前頭側頭葉型認知症では同じことを繰り返す行為が患者さんに多く見られるため、徘徊の症状が見られる患者さんが多いのです。

たとえば家の中でも家の中をグルグルと歩き回る、外に出ても比較的同じような場所を歩きまわるといった行為が見られます。
(参考:うちの祖父は猛ダッシュで近所を徘徊する

もちろん前頭側前頭葉型認知症以外の認知症でも徘徊の症状が見られるのですが、他の認知症との違いは迷子になりにくいという点です。他の認知症の場合、たとえば以前住んでいた家や職場を探して外に出かけることがあるため、目的地が見つかるまであてもなく外を歩き回ります。

その結果迷子になってしまうのです。それと比べると同じ行動を繰り返しやすい前頭側前頭葉型認知症患者は迷子になりにくいタイプの認知症だと言えます。

ただし他の認知症患者と同じで徘徊の際は注意力が散漫になることもあり、思わぬ事故に遭遇することもあるため注意が必要という点では変わりありません。

徘徊をする人の性格的特徴について