回廊型施設

高齢化に伴って認知症患者の数はますます増え続けていくことがわかっています。認知症の主な症状の一つに徘徊がありますが、徘徊が原因で行方不明になってしまった患者がどれくらいいるかご存知でしょうか。

時々徘徊老人を探しているニュースなどを見かけるため、それほど行方不明者の数は多くないと思われがちですが、なんと1万人もの行方不明患者が存在するのです。

自宅で認知症患者を診ている家族も多いと思うのですが、徘徊が始まると家族の負担も相当大きなものになります。徘徊を止めようと外に出られないようにすると患者によっては激怒してしまって手がつけられなくなることもあります。

だからといって徘徊に出かけた患者を四六時中家族が監視するわけにもいきません。疲れ果てた家族は最終的に家で患者をケアするのではなく、施設に預けることを考えるようになります。

認知症の患者を診てくれる施設もいくつもありますが、中でも徘徊患者に向いているのが回廊型の施設になります。

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→ 徘徊をする人の性格的特徴について

回廊型とは施設の周囲にぐるりと回廊が設けられている建物のことであり、徘徊をする老人がいつまでもその中を歩き続けることができるようになっている施設のことです。

徘徊は目的もなく歩き回っているわけではなく、きちんとした目的があって歩いていますのでそれを無理矢理制御してしまうことによって、患者を怒らせてしまったり症状を悪化させてしまったりといったことが起こりやすくなるのです。

その点回廊型なら認知症患者が施設から外に出て歩き回ることも防げますし、自由に施設内を歩き回ってもらうことができるため、患者の欲求も満たせるのです。徘徊患者に困っている家族の方は、施設選びの時に徘徊したいという気持ちを尊重できるような施設を選ぶことも施設で患者が快適に過ごすポイントとなると思います。

回廊型の施設は認知症患者さん向けである