介護施設

認知症の症状の一つに徘徊があります。認知症は物忘れが段々と酷くなってくるのですが、若い時の記憶が残っていてたとえば以前自分が住んでいた家を探す、実家に戻ろうとする、職場に行こうとするといった何かしらの目的を持って徘徊をすることがほとんどです。

また認知症になると時間や場所の感覚が鈍ってくるようになるため、自分が現在置かれている状況が理解できなくなってしまうのです。さらには不安やストレスを抱えやすくなってしまって、より心が落ち着く場所を求めて徘徊行動に出るのです。

認知症が発症したばかりのころは、まだ家族でも対応できたため自宅でケアをしているのですが徘徊の症状が酷く出るようになってしまうと、家族での対応にも限界が出てしまって施設に預けるケースも少なくありません。

しかしながら患者によっては施設に預けても施設職員の隙を見て徘徊行動に出ようとするのです。

施設を抜け出した患者が交通事故に遭遇して死亡してしまった事例もあります。

安心して家族を預けられるようにするためにも、適切な施設を探すことが重要になってきます。徘徊をしないようにと鍵をかけて部屋に閉じ込めたり、無理に徘徊を抑えようとしたりすると却って逆効果になってしまいます。

そのため施設でも徘徊の対応に慣れている所を選ぶのがおすすめです。たとえば回廊型のつくりになっていて、たとえ入居者が徘徊をしても同じ場所をぐるぐると周り、外に出なくても徘徊したという満足感が得られやすくなっているといったように施設の作りも重要になってきます。

また、施設でもフロアマットなどをアラーム式のものにしたりグッズを使って工夫をしている場合も多いようです。

以下の記事では徘徊に効果的なグッズが紹介されています。
認知症による徘徊の予防や防止に効果的な徘徊防止グッズ【ケース別】

患者を預け入れる施設を探すときは、家族が必ず施設を見学してその設備や職員の対応をチェックするのが望ましいでしょう。

参考リンク:
http://www.mhlw.go.jp/seisaku/19.html
http://kango-net.luke.ac.jp/ninchishou/advice/

 

施設からのエスケープと徘徊のリスクを考える